代表理事 田中れいか
プロフィール
経験を糧に子どもたちをサポート
7歳から18歳までの11年間、東京都世田谷区の児童養護施設で暮らす。
施設退所後は短期大学に進学するも、生活費や学費の工面に苦労し1年間留年。その間、母親の紹介で受けた半年間のコーチングを通じて、自分の原体験と向き合うことに。
そこで、同じ施設で生活していた先輩が、大学進学後にあと一年というところで退学してしまったことを思い出し、「施設で暮らす人が、いつでも夢を叶えられるような社会にしたい」という自身のミッションに気づく。
その後、まずは自分の夢を叶えることから始めようと、モデル活動を開始。ミス・ユニバース2018茨城県大会では準グランプリを受賞。その後もモデル活動のかたわら、NPOの広報を務め、社会的養護の理解促進に携わる。
現在は、社会的養護専門情報サイト「たすけあい」の運営と並行して、進学を希望する子どもたちの受検費用をサポートする「ゆめさぽ」の代表理事として活動。自身の経験を力に、制度のはざまで夢をあきらめない子どもたちを応援している。
▽田中れいか公式ホームページ
https://tanaka-reika.com
代表メッセージ
「夢をあきらめない力を、いっしょに」
一般社団法人ゆめさぽ 代表理事の田中れいかです。
わたしがゆめさぽの代表に就任したのは、「もっと多くの子どもたちに、夢をあきらめなくていい環境を届けたい」と強く思ったことがきっかけでした。
わたしは、7歳から18歳までの11年間を児童養護施設で過ごしました。高校卒業と同時に施設を退所し、奨学金を借りて短期大学へ進学。地域の住宅支援も活用しながら、なんとか無事に卒業することができました。
この進学や夢の実現は、自分ひとりの力では叶いませんでした。奨学金、住宅支援、そして見守りながら応援をしてくれた多くの人たちがいたからこそ、「やってみたい」気持ちを諦めずに進むことができたのです。
だからこそ今度は、わたし自身が誰かの背中を「そっと」押せる存在になりたい。そんな思いから、社会的養護の子どもたちの現状や情報発信、講演活動などに取り組んできました。
そしてご縁をいただいたのが、この「ゆめさぽ」です。
ゆめさぽは、進学を目指す子どもたちの受検費用を応援する取り組みです。
「お金がないから、夢をあきらめる」
そんな社会ではなく、挑戦したい気持ちを支えられる社会にしていきたい。
そして何より、「あなたの将来を応援してくれている人がいるんだよ」ということを、子どもたちに伝えていきたいと思っています。
だからこそ私の役割は、寄付というかたちで応援してくださる皆さんの思いを、確かに子どもたちに届けることだと思っています。
ぜひそのあたたかな応援の気持ちを、ゆめさぽに託していただけたら嬉しいです。