report活動レポート

八尾市教育委員会主催者「人権教育研修講座」にて研修させていただきました!

こんにちは、田中れいかです。

2023年7月26日、八尾市教育委員会主催の人権教育研修会で、社会的養護についてお話しさせていただく機会がありました。

テーマは「児童養護施設という私のおうち」。

今回は教職員向けの研修ということで、文部科学省が公開している『児童虐待対応マニュアル』をもとに、実際のケースをシェアするディスカッション形式で進行しました。

参加者も積極的に参加しながら、意見を交換し合う研修にできたと思います。

当日は、児童相談所との連携や、学校における虐待通告の意識に対する違いを感じ取ることができ、参加者のみなさんにとっても新たな気づきがあったのではないでしょうか。

私自身、学校の先生方に社会的養護について伝えることは非常に重要だと考えているので、こうして一緒にじっくり話し合うことができ、とても有意義な時間になりました。

今回は、当日の感想をお届けします!

開催概要

  • 日にち:2023年7月26日(水)
  • 時間:15:00〜17:00
  • 場所:八尾市立青少年センター
  • 企画・運営:八尾市教育委員会

今回のご依頼は私の書籍を読んだ担当課のかたからバトンを受けたものでした。当日その方はいらっしゃらなかったのですが(異動されたかお休みか…)、「田中さんの話をぜひ聞いてほしい」と課内で共有くださったことを知りとっても嬉しかったです。

感想

先日の八尾市教育委員会主催の人権教育研修会では、教職員の皆さんと社会的養護について深く考える貴重な機会をいただきました。

今回の研修では、単なる情報共有に留まらず、ディスカッションの最後に「自分にできるアクション」を考える時間を設けました。

その中で、1年目の教職員の方から「こどもたちに虐待について知ってもらう授業をしたい」という具体的なアクションが提案され、非常に感激しました。

私が出会ったこどもたちの中には、日常的に虐待を受けていながら、それを虐待だと認識せずに成長してしまうことが多いからです。

このように、先生方が積極的にアクションを考える姿勢は、社会的養護への理解と実践を深めるために非常に重要です。

そもそも、私自身が教職員に向けて社会的養護を発信する大切さを強く感じたのは、教職課程で社会的養護や児童虐待の現状を学ぶ機会が少ないという事実を知ってからでした。

だからこそ、今後も学校の先生方と連携し、社会的養護について知っていただき、行動に移してもらう機会を大切にしていきたいと思います。


一般社団法人ゆめさぽ
代表理事 田中 れいか

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